気持ちのこもったチョコレートをくれた彼女や家族。
すでに文化となりつつある、別にいらないのにチョコを配布されてしまった同僚にお客様…
モチベーションは違えど誰にでもやってくるホワイトデー。
安いものを渡せばケチ扱い。
いただいた金額のものより○倍が相場と刷り込まれ、
街のティッシュ配りのごとく配布されてしまったチョコレートにさえストレスを抱える現代社会日本。
しかし!!
大好きな彼女にいいところを見せつけようとお考えの男性も数多くいるはず!
鼻息荒く画面を見つめキーボードを叩き、エンターキーが悲鳴をあげているであろう日曜日の昼下がり、
Aさん「売ってあるものよりおしゃれなハーバリウムを作って」
私 「そんなものより自分で作って見ませんか?」
Aさん「できるかな…」
私 「できます!」
という流れから、我が家にてハーバリウムのワークショップ開催。
まずは材料の買い出しから。
ある程度の材料はこちらで用意していたので中に入れるプリザーブドフラワーを購入。
卸のお店に向かい
花材が積まれたビルに入るや最初は控えめだったAさん。
花を選んでいるうちにテンション上がって来てあれが綺麗だ、これも綺麗だと大量購入。
興奮冷めやらぬまま早速製作開始。
最初は不安げに始めたAさん。
失敗を重ねながらも2本目、3本目と作って行くうちにだんだん要領を得て来て没頭し始める。
が、思い通りに止まらないことに悔しさ滲みさせ始め、
4本目を作り始める頃には職人の目つきに。
私 「あの…Aさん…職人みたいになってますけど彼女さんのこと考えて作ってます?笑」
Aさん 「もちろん考えて作ってるよ! 」
「これ難しいけど面白いね〜」
「だって世界にひとつだけの花やろ」
と、最後の言葉は言ったか言ってないかは定かではありませんがとにかく5本完成。
私も横で同じく5本作り10本のハーバリウムに歓声をあげるAさんを後ろから撮った図。
こちらがAさん製作
「彼女への熱い想いと、思い通りに作れないことへの苛立ちスパイスを少々盛り込んだ、世界にひとつだけのハーバリウム。2018 IN FUKUOKA]
素敵な仕上がりです♫
片やこちら、私作
「渡す相手もいないのについついやっちゃうこの感じ。
寂しさをスパイスに冷静と情熱の間のやーつ2018 IN FUKUOKA]
このピンクのばらとアスパラの組み合わせが一番お気に入り。
「金魚」と名付けました。
「同じもの作りでも想いが違うとこうも違うのか」
と言わんばかりの色の違い。
熱い想いに率直な行動のAさん。
ただ単に、これ見よがしに作ってしまった私…
「せめて渡す相手がいたならば…」
と自分で自分を慰めつつ、綺麗なものに罪はないと改めて思った日曜日の昼下がりでした。
Aさん幸せおすそ分けいただきありがとうございました。